影響される夜
つい一本
風呂上りに、他の方のビールブログを見るとつい飲みたくなってしまいました。
開けたのはこちら。
正直買っては見たものの、開け時を逸していた一本。
BrewdogのAbstrakt AB:21です。アブストラクトシリーズの第21弾でインペリアルスタウト、アルコールは12%とちょっとしたワイン並み。
開け時を逸していた一番の理由は原材料。
ブラックカラント(カシス)は良いとして、リコリスってのが、どうにもサルミアッキを思い出して怖かったのです。
ボトルは長期熟成にも耐えられるようにと、レッドトップの様に封印がされています。
実際賞味期限は2026/8/31と10年後まで設定されています。でもこの封って開けるときにバラバラに散らばったり、欠片がグラスに入ったりと、結構厄介なんですよね。
さて、長々と説明してきましたが、肝心のお味。
黒バックにスタウトだと何が写っているか全然わかりません。
インペリアルスタウトにしてはロースト感は少なく、意外にライトな印象。カシスの酸味と香りが効いているせいもあるのでしょう。
懸案のリコリスですが、これもそんなに主張しておらず、スタウトに良い甘みを加えています。といいますか、サルミアッキの味のヤバさはリコリスでは無く、塩化アンモニウムですね。
アルコールの高さと、酸味、甘み、苦みという要素で考えると、ちょっと開けるのが早かったかも。10年後にどうなるかは分かりませんが、これらの味が上手く熟成し混ざり合った味も飲んでみたくなる一本です。スモールバッチなので、これから手に入るかは分かりませんが、もし見つけたら買って放っておきましょう。
てことで
ではでは
カメラ話をもう少し
ちょっと不安定
しかし、直前のエントリを改めて見ると、そんなに収差は目立ちませんね。
実は最近カメラの話題が多くなってきてるのは、この不安定さにあるのです。
E-P5を2年と少し使ってきて、撮った枚数は約5万枚ってところなんですが、最近、ソフト的にはAELが外れ無くなったり、LVと実際の画の明るさが全然違ったり、一番怖いのは電源を切れなくなったりという現象が出始めました。
電源を切れなくなった際は、スイッチ操作ではどうにもなりませんので、バッテリーを物理的に抜くしかありません。この時、先にSDを抜くか、バッテリーを抜くかが悩ましいのです。下手するとデータが飛びそうで。
物理的には、バッテリーのフタが取れたりと、やはり少しづつガタが来ています。
それがあるので、何かいつもと違う写りがあった際に、それが正常なのか、ボディの異常から来るものなのか判断を付け難いのです。
この収差もそうで、最初に気になった程の収差が出ないのは良いことなんですが、なんか不安なんです。
かといって、ボディを買い替えるほど懐は温かく無いし。
と、悩ましい毎日。
てことで
ではでは
ディストーション その2
なるほどねと
最近週末にあんまり出歩かないのは、二日酔いってのもあるのですが、平日に歩き過ぎて、少し疲れが溜まっているからのようです。で、部屋でボケっとしていても何なので、先日のディストーションをもう一度確認してみました。
レンズはもちろんM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO。F4.0で固定。
以下記載の焦点距離は35mm換算で、現像はOlympus viewer 3。歪み補正は自動で、色以外の補正はかけていません。
ではワイド端から。
24mm。樽ですね。ワイド端だとこうだろうなというイメージ通りです。
50mm。ちょっと糸巻きになってきました。ラベルは元々曲がって張られているようで、歪みではありません。
70mm。これも少しだけ糸巻きですが、50mmとそんなに変わりません。
100mm。少し糸巻きが強くなってきましたが、まだ耐えられるレベルです。
150mm。これは気になりますね。以前糸巻きが気になった一枚が132mmでしたので、この辺りが一番収差が目立つようです。
テレ端200mm。少し戻ったように見えます。他の写真でディストーションが気にならないのを確認すると、やはりテレ端で撮っているようです。被写体との距離も関係してるのかな。
結果として、こういう縦の線がキッチリしていないと気持ち悪い被写体であれば、テレ端か50mm前後で撮るのがよいかも。画角は単焦点と同じく自分が移動すれば良いし。
単焦点という言葉が出ましたので、試しに単焦点でも撮ってみました。
まずはHeliar 75mm(150mm)。
電子接点無しの完全に素のレンズ性能ですが、綺麗なもんです。
続いてUltron 35mm(70mm)。
こちらもキッチリしています。
そもそも、ズームレンズと単焦点を比べるのはフェアじゃないし、特にこの2本はフルサイズのイメージサークルを、m4/3センサで真ん中あたりの美味しい部分を切り取っている形になっているので、こういう結果になったのでしょう。ちなみに、今は貸し出し中なので手元にありませんが、m4/3用のNOKTON 25mm F0.95ではかなり強い樽型収差がでます。
でも、やはりこの素直な描写があるので、単焦点は手放せません。
てことで、基本ワイド端以外は糸巻きというのを頭に入れつつ、焦点距離と、被写体との距離の美味しいところを探していくってことになりそうです。これはこれで楽しい作業かな。
ではでは
バーボン
では無い。
ワインを飲んだ後は日本酒ってのも合わないので、ちょっと変化球に行ってみました。
Precinct No. 6です。
変化球というか直球のケンタッキーウイスキーなんですが、ストレートが一番の変化球と言われるように、これも一周して変化球になった一本です。
来歴で言いますと、イエローストーンの味を復活すべく2015年に創業したライムストーンブランチ蒸留所の一本です。
わざわざ、kentucky proudというシールが貼ってあるのは、最近のバーボン定義が広くなり過ぎたことに対するアンチテーゼなのかも。
それを裏付けるように、このボトルにはどこにもバーボンという文字がありません。
あくまでもKentucky sour mashなのです。それは、原材料が、コーンとサトウキビなので、敢えてバーボンと名乗って無いのかと。
が、味は甘くて濃いバーボンです。美味いのです。
酒器は能作さんのハナシベ。これで飲むバーボンショットは最高に美味いのです。
てことで、表記上の分類が曖昧になってきたバーボンの世界ですので、色んなモノを飲んで好きな一本を探して行きましょう。
ではでは
帰宅が早い日は
飲む
遅くても飲むのですが。
どうせなら自然光映えする、かつ最近飲んでないモノということで、今回はこちらです。
赤ワイン。アルザス、ジャン・ガングランジェのピノ、2014です。
開けた時に、かなり硬い香りがしましたので、片口に入れて空気に触れさせてみました。
ジュラやアルザスのような寒い地方のピノは、若ピノでも色合いが茶色がかって、ブルゴーニュの10年以上経ったもののような見た目です。味わいも落ち着いてはいるのですが、さすがにブルゴーニュの長期熟成とは違い、少しライトな感じですね。
ですが、カリフォルニアのナパやオーストラリアのヤラ、ニュージーランドのように、お日様を強く感じるフレッシュさは抑えられています。そういうピノも好きなんですけど。
開けた時の硬い感じってのは、ちょっと刺さるような酸の香りと、ガメイの様な生臭さなんですが、これは開いてくると旨味に変わってきました。生臭さはちょっと残るかな。
手軽に美味い、でもフレッシュ過ぎないピノを飲むなら、アルザス、ジュラはお勧めです。値段も手ごろだし。
さて、ここからは写真のお話し。最近、酒とカメラはセットですね。
この一枚は、逆光でピノの色を出しつつ、懐中電灯でラベルを照らして作りました。懐中電灯は体育座りで膝の間に挟むというトリッキーな形です。
これが、順光で撮るとこうなります。
色合いがピノでは無く、カベルネとかシラーのようです。
ラベルは撮りやすいのですけど、ピノ感は出ませんね。
さて、ワインに戻って、寒い地方のピノは早い時期から良い味を出しますが、長期保管には耐えられないかなと思っています。今回の様に、3年から5年くらい置いたものがちょうど飲み頃かと。
てことで、ワインの話になると妙にいやらしい語りになるってのは前にも書きましたが、今回もそうなってしまいました。まぁたまにはスノッブにてことで。
ではでは
ディストーション(更新)
強すぎるのでは:写真一枚追加
昨日の酒写真の中でも、特にこちらの一枚。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO。35mm換算で132mmのF4.0なんですが、糸巻き収差が補正しきれていません。
E-P5のボディではこのレンズに最適化できていないのかなとも思ったのですが、この写真はRAW現像してますので、ボディの相性では無いはず。
試しに、現像時にディストーション補正を最大にかけてみたのがこちら。
ほんの少しは改善されましたが、まだかなりくびれています。
であればと、今度は歪み補正項目の、レンズ情報を使用するという項目を敢えて外して補正してみました。これはm4/3システムでのレンズの最適化情報を使わずに素のレンズ特性から修正を掛けるというモノです。
この項目を外すと、左右の縦の線の歪み方の強さの差が顕著に現れてしまいます。が、補正は強く効くようになりますので、糸巻き補正と、台形補正を組み合わせて上の一枚を作ってみました。
なんか、樽とか糸巻きでは無く、右にグニョっとした感じになってしまいました。
しかし、焦点距離によるディストーションの出方は、このレンズを買った時にも確認していたのですが、ここまで大きく出て、かつ補正も追いつかないというのはちょっと変かなと。
んー、一度メーカに確認してみましょうかね。
写真追加
歪み補正に加えて、横方向のデジタルシフトをかけて、右側を少し膨らませ、全体の曲がりを少し修正してみました。
うーん、やはりバランスが悪いし、ここまでいじるのはちょっと嫌ですね。テレマクロ的に使うときには焦点距離に注意して、収差の少ないポイント、樽から糸巻きに移る辺りを探す必要があるのかも。
てことで
ではでは
4号、5号
どうせなら6号さん
ビールの後はもちろん日本酒ってことで、こちらなんですが。
今年は全号揃える気はないのですが、横浜で見つけたいづみ橋4号です。
樽感が強い一本です。備前感のある猪口がしっとりしているのも良いなと。
去年の春に見た田んぼの米がこれになるのかと思うと、感慨深いものがあります。
が、これで終わるわけも無く。
同じく、いづみ橋5号。
先ほどの樽感とは一変して、ラムネ感を感じるくらいのスッキリさ。同じ米でもこんなに変わるもんなんですね。
謎なサブタイですが、4号といえば、4号ちゃん。成恵の世界という漫画が好きなのです。で、6号といえば、6号さん。これはぱにぽにです。
明後日方向のSF好きには刺さるかも。
てことで
ではでは