キャンセルのキャンセルで
熱燗復活
早めに風呂に入ってしまったせいか、寝ようかねという段階になって手足の末端が冷たい。
なら温めましょう、身体の中からてことで、熱燗です。
こちら
先日購入した田从では無く、もう少しライトな熟露枯と書いてうろこです。
ちろりで燗をつけた後は、ヒノキの桝風呂で保温。熟成酒の香りとヒノキの香りが漂って、なんか落ち着きます。
桝は桝酒として呑むのももちろん良いのですが、こうやって風呂として使ってもヒノキの香りが楽しめますのでお勧めです。多少の水漏れは木組みなのでしょうがなし。
酒は栃木、島崎酒造の熟露枯。洞窟低温熟成酒です。BY27なのでそんなにヒネた感じは無いのですが、45度くらいまで上げてもしっかりと味が残っています。
日本酒度は-1.5とありますが、燗にしてもベタつきは感じません。旨味に転嫁している印象です。
温度が高いうちは熟成酒ならでは香ばしさを感じますが、燗冷ましになると熟れた果実の甘さも出てきます。
熱燗やヒネた酒が苦手な方にも入りやすい味ではないでしょうか。
ちなみに酒器はガラスを使っています。
普段冷酒で使うことが多いので、こうやって雫が付いているのは新鮮な眺めです。
耐熱ガラスでは無くても、熱燗程度の温度なら問題なく使えますし、意外に保温性も良いので、登場機会も多くなるかも。
てことで、またまた深夜酒になりましたが、明日は仕事なのでほどほどにしておきましょう。
ではでは
連休中日の夜は
雑談タイム
昼寝して寝付けないので、久し振りの寝酒のジンを飲んでるだけなのですが。ちょっと趣向を変えて、今回は土物の器で飲んでみます。
本当は多孔質の焼き締めで飲むと味も変わりそうなのですが、味と香りが染み込んでしまいそうですので、今回は近藤九心さんの釉薬が厚めにかかっている器でお試しです。
釉薬が厚いので、実質ガラス器と同じなのでしょうが、熱伝導率の違いと、口当たりの違い、何より雰囲気が違う。これで、何となくNAPUEのボタニカル感が薄まって、甘さが引き立つ感覚です。
酒器では、見た目や口当たりも味を決める重要な要素だと思っていますので、コレはありです。
さて、飲みながらのダラダラ噺は何にしようかなと考えて、以前のG-1丸洗いのお話しでもしましょう。
こちらは洗濯前。G-1は以前にご紹介したと思っていたのですが、時々話題に出るくらいで、何ものかは挙げていなかったようです。これ、私が学生の頃に、兄貴に買ってもらったモノなのです。ほんと30年くらい前の札幌で。
今でもあるようですが、アメ横の中田商店と同じように、札幌にもキャプテントムという店がありました。この頃モノマガジンとか読みまくっていたので、リアルマッコイズとかは知っていたのですが、さすがに高すぎるし手に入らない。
ネットの情報なんてモノも無いので、店で自分の目で見て良さそうなのを買った次第です。
今改めてメーカを見ると、i.spiewak & sons製でした。実際に軍に卸していたメーカなので、それなりの目利きは出来ていたようです。今でもspiewakというメーカは残っていて、日本でもソコソコ名は知られているようですね。
G-1の紹介はこれくらいにして、洗濯のお話し。
最初はクリーニング屋さんに頼もうかなと考えていたのです。かなり値は張りますが自分でやるには怖いし。
ですが、お店を調べて行くと、評判がゴチャゴチャで何を基準に選べばよいか分からない。加えて、30年着古したジャケットを人任せにするのもどうかなという気持ちも芽生えてきました。
もし洗濯で思い通りにならなくても。自分でやったのなら諦めがつくだろうと。
そう決心して、自分で洗うことにした訳です。結構悩んだのです。
まぁ、結果大成功だったので、こんな気楽な文章も書けている訳ですが、改めて考えると、裏地やリブがボロボロになる可能性もありましたし、脱水の洗濯機で形が崩れる可能性もあった訳で、それなりに良い偶然が重なった結果なのでしょう。
次洗うとしたらまた30年後かな。生きて無いな。
が、今回の経験でブーツの丸洗いも出来そうな気がしてきましたので、本当に汚れてどうしようもない時には躊躇なく出来そうです。
なんて、この文章を書く間に、既にショット3杯いってます。土モノでのジンは美味いかも。
てことで
ではでは
MJ's FES SINCE1958
圧倒と困惑と疲労
本日は駅のポスターで知り、何となく気になっていたみうらじゅんフェス!に足を運んでみました。
正直なところ、まぁ、なんか面白いもんが見られればいいや、というか金払ってまで見るモノあるのかねぇくらいの気持ちで行ったのですが、何というか凄かった。
ホールに入るといきなりコレ。
ここはまだ無料のパブリックゾーン。
ここから入場券を買って、中に入ったのですが、もう圧倒的な展示数、あらゆるネタから自分の人生まで赤裸々に迫ってきます。
会場内は動画とフラッシュ以外はすべて撮影OKだったので、かなりの枚数を撮ったのですが、これから行かれる方もいるでしょうし、最小限の有名どころだけ載せてみます。内容のお話も最小限に。
まず、みうらじゅんといえばこちらが一番メジャーでしょう。
まさにこんな奴ら。
そして仏教系の作品やネタ。こちらはアウトドア般若心経。
そしてこのカエル。
この辺りがメジャーどころでしょうが、これらは今回の展示物の千分の一にも満たない程。こういうモノ以外の展示が凄まじいのです。
自分がみうらじゅんを知ったのはおそらく80年代後半。VOWの頃だと思います。そこからなんだかんだと目に入ることが多くなって、一番好きなのは、いとうせいこうと組んだ見仏記とThe Rock'n Roll Slidersのザ・スライドショーですね。円盤をボックスで買う程。
そんなみうらじゅんが出来上がった軌跡というか子供のころからのあらゆるものが並べられているのです。
ほんと、圧倒されて困惑します。そして疲れます。
客層は老若男女。凄い数。カメラで撮るにも人が写り込まない一瞬を狙わなければならない程です。帰りに見ると入場券売り場には列ができていました。
さて、このFES。いったい何を見させられたのだろうと考えてパンフを見てみると、「一体、この展覧会はなんなのか?」とみうらじゅん自身が語っており、更に、「そこは会期中、私の友人によるトークショーで明らかになっていくであろうと確信しております。」とあります。
是非行って見たいけど、直ぐ一杯になるのだろうなぁ。
それ抜きにしても、今度はカメラを持たずに、できれば平日にゆっくり見てみたいものです。
お勧めかどうかは分かりませんが、なんか凄いモノは見れますよ。
てことで
ではでは
予定を変えて
熱燗キャンセル
今日は久しぶりの熱燗でもいこうかと、熱燗専用酒の田从を買ってきたのですが、一緒に買ったのが美味くて、結局この一本で終わりそうです。
ま、雨も降ってきて少し気温が上がったからというのもあるのですが、こちら。
いづみ橋。仕込み16号の亀の尾、一回火入れです。ラベルのトンボはキラキラ。
口開けはキリッとした苦みからの柔らかさ。濃すぎる味では無いので食中酒にもぴったり。
少し温度を上げても、全くベタつきが無いのがいづみ橋らしいところです。
酒米は亀の尾と山田錦のブレンド。出来上がりの味をかなり意識して造ったんだろうなという気がします。
あ、ラベルを見ると、きらきら☆とんぼなんですね。☆が重要なのか。そんなの、つのだ☆ひろかダイアモンド☆ユカイぐらいだな。
そして今は更に温度が上がり、綺麗な甘さと旨味になっています。いづみ橋の新しい流れとして美味い酒です。
てことで
ではでは
ビールから始まる
連休
連休の良さは昼に遊べることよりも、夜にいくらでも飲めることにあり。
と、偉そうで頭の悪い話から始まりましたが、そういえば最近あんまりビールをご紹介していないなってことでこちらから。
少し前に飲んだLagunitasのLittle Sumpin'。
流石安定安心のLagunitasってことで、不安も無く開けたのですが、予想通り。
予想通りってのは良い意味でも悪い意味でも使われますが、この場合は前者です。
飲んだ際のメモを見ると、酵母の香り、苦みを最初に感じるが、爽やかさが勝って、少しシトラスを感じるとあります。私好みのIPAの感想です。
実際のメモにはもう一行なんか書いてあるのですが、字が汚すぎて読めません。
更に今夜飲んだこちら。
一部の地域でお馴染みブリマーのアメリカンIPAです。
飲んだ瞬間苦い。でも香りは酵母の少し甘い香り。
液が少し濁っているのは最初からこうだったのか、置き過ぎたからなのか。
というのもこのビール。
明日が賞味期限なのです。
美味しかったから良いのですが、やはりビールは同じモノを2本買うべきだなと。新鮮な時とギリの味を飲み比べてみたいし。
てことで、ちょっと久しぶりのビールご紹介でした。
ではでは
評判は悪かった
気に入ってんだけどなぁ
先日作った超シンプル鞄ですが、流石にシンプル過ぎというか、入れたモノ落としそうだなと悩んでいたところ、ふと思い出しました。
そう昔買ったオーガナイザーがあったはず。
これが計ったようにピッタリ。これで問題ないだろうと、飲み屋に持って行って常連客や店の人に感想を聞いたのですが、とにかくストラップの評判が悪い。カメラストラップは無いだろうと。
まぁ、ストラップくらいしかツッコミ要素が無かったのだろうなという自虐的な考えは置いといて、やはりストラップも革製にすべきとの意見が多かったのです。
自分的には伸縮が楽で使い易いし、縫い糸もストラップと色を合わせたのですが。。。
うーん、周りの意見も取り入れるべきだよねってことで、今度ストラップも作りましょう。
ですが、革をやってる方は共感して頂けると思うのですが、ストラップにステッチを入れる作業ってひたすら修行なのです。ながーい距離をひたすら真っ直ぐ縫う。しかも縫い目が見えるので気も抜けない。
ま、練習にはもってこいなのですが。
てことで
ではでは
瓶の色的に
昼間酒
少し久しぶりになりましたが、話題はやはり酒。そして色。
いや、明るいうちに呑む際には瓶の色で選ぶことが多いのです。
普通のダークな瓶なら夜、青かったり透明だったりといった瓶なら昼間とか。
そんな感じで開けた一本がこちら。
透明な上に、超シンプルなラベルなので写真的にも昼間かなと。
酒はこれもまた超見にくいのですが、にいだしぜんしゅです。
写真でもお分かりの様にちょっと発泡しています。そういう意味でも昼間酒ってのは合ってるかなと思ったのですが、呑んでみるとちょっと印象と違う。
この見た目で発泡ならば、少し酸味のあるサッパリ系と予想したのですが、雑味ギリギリの濃い旨味と米の香り。コレに発泡が加わって、口の中が混乱します。
酒は福島、二井田本家の自然酒。
発泡なので、冷やしたまま呑んでいたのですが、徐々に味がこなれてきます。
更に半分ほど開けた状態で数日置くと、炭酸が抜けて上白糖の様な甘さの酒に変化しました。グラニュー糖では無いですね。
この種類、溝の口のマルイであと二種類ありましたので買っておくのも良いかも。
てことで
ではでは